「浴室暖房機の見積もりをもらったけれど、あとから追加費用が発生しないか心配…」というご相談は、専門店の現場でもよくいただく内容です。
結論から言うと、浴室に付いているのが「換気扇」なのか「乾燥暖房機」なのか、によって、大きく状況が変わります。
特に、付いているのが換気扇である場合は、多くのケースでその電気配線がブレーカーからの「専用回路」では設置されておらず、大元の配電盤のブレーカースイッチ中で既存の換気扇の他、脱衣所のコンセントの配線などと併用になっているケースがほとんでです。その場合は、別途新規で専用回路の敷設が必要になる、ということが一般的にはいちばん多い追加工事の事例になります。
今回は、浴室暖房機の設置時に追加費用が必要になるケースと、その個々のケース例などについて、専門店の視点でなるべく分かりやすく解説できたらと考えております。ただし、実際の施工時には、ご自宅の構造やブレーカーのある位置と浴室の距離、その他の個別の状況によっては、その費用感までの詳細をお伝えするのは大変難しい点になりますので、それについては何とぞご了承ください。
表示価格だけで安心してよいのか…まずご確認いただきたいことについて
専門店にいただくお問合せでよくあることとしては下記のようなことが多い印象です。
- 量販店など2社に相談したのですが、表示価格で取付けられると考えていたのに、実際に見積りをしたら想定外に高額な追加費用が計上されていてビックリしたんですけど…
- こんな内容の見積書が送られてきたが、お宅では実際どのくらいの費用なのか…
- 出張費とか養生費用って、どの業者でもかかるんですか…?
- 天井開口工事・天井補強工事はどこの会社でもこんなに高額なのでしょうか…
などなど…💧 たくさんのお悩みのお声をいただくことが本当に多いという実感があります。前述しましたが、浴室乾燥暖房機の取付には必ず「専用回路」が必要になるのは規定によって避けられないことでもあり、その他にも設置環境や既存機器のサイズや種類によっては、どうしても必須になる工事はあります。つまり、表示価格で取付けできるケースはほぼない、という事実は大前提だとお考えください。
ただし、正式に依頼した後に想定外の費用がかかり嫌な思いをした!ということを避けるためにも、事前にある程度の想定ができる目安をできる限りお伝えしたい、と専門店では考えております。そのためには現状についてこんな点を是非確認しておいていただきたいという内容について、今回はできる限り詳細のお伝えできればと考えております。
追加費用が発生する主なケース
既存機器(特に換気扇)が他コンセントなどと併用配線になっている場合(専用回路の敷設規定について)
浴室暖房機を安全に使用するためには、その機器専用の「専用回路」が必要になります。専用回路とは、分電盤から浴室暖房機、もしくは換気扇のためだけに配線された回路のことで、洗面所のコンセントや照明器具、他の部屋のコンセントと共有していない状態を指します。電気設備に関する規定上、浴室乾燥暖房機の設置時は、他の家電と回路を共有すると、ブレーカーが落てしまう可能性が非常に高くなり、配線自体や機器本体自体に負荷がかかり、劣化や故障の原因、最悪の場合には事故の原因になることがあるため、専用回路での設置は必須となります。
ご自宅のブレーカー(配電盤)を見ていただくと「エアコン・食洗器」などは1つのブレーカースイッチに対して必ず1台ずつ取付けがされているはずです。このような機器も「専用回路」の敷設が義務付けられている機器、ということになります。
そのため、既存機器が乾燥暖房機である場合は、原則として、専用回路がすでに引かれていることが前提だと思います。ただ、過去の事例では、既存機器が暖房機なのにも関わらず、専用回路になっていなかったケースもありました。専門店およびその依頼先の専門工事会社においては、そのような状況でそのまま機器の取付けをすることは、安全上の規定でできかねますので、必ず配線工事をさせていただいております。
また、既存機器が100V仕様だが、交換機種に200V仕様の機種を選ぶ場合は、同様に新規で専用回路が必要になります。逆に、200V仕様から100V仕様に交換する際には、「変圧工事」が必要になり、数千円程度ですが、若干の費用がかかります。
既存機器と交換予定の機種でサイズが異なる場合
既存の乾燥暖房機と、交換取付けをする機種の本体のサイズ、および天井の開口サイズが大きい場合、間口を狭めるために専用プレートA/専用プレートBで調整することが前提になります。URL上の情報はメーカーの高須産業のホームページの内容になりますが、すみーくでは設置費用込みで定価よりも割引きした価格での対応をしております。※詳細の費用について変動もありますので、詳細はすみーくまでお問合せください。
プレートを取付けた設置例についてはコチラになります。(千葉県 カズ様 )

天井の補強など
一般的な業者様では、特に天井機器の設置やご交換の際には「開口工事」および「天井補強工事」が必須として追加工事費として加算されます。すみーくでは規定の開口工事や補強工事(90㎝×2本)までについては、標準工事費に含ませていただいております。ただし、その補強では強度が確保できない等の特殊なケースでは、追加の費用がかかる場合がありますので、その点については工事当日となりますが、専門の工事担当者にて書面でお見積書を作成させていただきます。ただし、その際に
- 工事の保留や延期
- ご家族などとの再検討
- 機種変更
- 再検討再検討機種変更工事のキャンセル
などをいただいても、変更費用・キャンセル費用は一切いただいておりませんので、その点は是非ご安心ください。
なお、既存機器の取り外しはすみーくでは「標準工事費」に含ませていただいております。ただ、原則としてはご処分をご希望の場合は別途お見積りをさせていただきます。サイズなどによりますが、目安としては3,300~5,500円(税込)程度となります。ご自身にてご処分をされる場合は、もちろん費用はかかりませんので、お住まいの自治体さまなどに費用について、一度ご確認をされてみることがおすすめです。なお、換気扇の場合からの新規取付けの際には、換気扇は通常地域では「不燃ごみ」としてご処分いただけるかと思います。お手数ですがご対応をお願いいたします。
ブレーカー(配電盤)の現状
ブレーカーの場所、例えば浴室を出た脱衣所などの近い位置にあるのか、玄関などの遠い位置なのか、浴室と階数自体が違うのか、などは、配線工事の費用の判断に大きく関わる点です。ご相談をいただく際には、なるべく詳しく現状をお伝えいただけますと、大変参考になります。
2026年8月時点でのお知らせとなりますが(※9月以降は単価が変更になる可能性がありますのでご了承ください)1m当りの配線費用は1,320円(税込)、ブレーカースイッチの増設・ブレーカー自体に空きスペースがない場合に設置する専用ボックスの取付けは3,300~5,500円(税込)程度がかかります。
なお、使用配線の長さは直線距離ではなく、実際に使用するメーター数であること、また、屋内ではなく、一旦屋外に出して浴室に引いてくる際は、屋外部分には雨風に耐えうるようなカバーの取付けが必要になる、など、実際には各ご自宅の構造などによって、その費用はかなり幅が出ることが想定されますので、その点については何とぞご了承のほどお願いいたします。
専門店としての判断基準
すみーくでは、追加費用が発生する可能性がある場合、事前のヒアリングやお写真のご共有の確認の段階で、必要になる可能性のある追加工事については、できる限りの詳細をお伝えするようにしています。まず、換気扇からの新規取付けについては専用回路の敷設は原則として必須であることは何とぞご理解ください。また、既存の浴室暖房機の場合は型番やサイズについては、極力事前にお伺いするようにしています。
なお、工事時間は2時間程度が目安ですが、ブレーカーの位置と浴室の距離がかなり離れている・浴室は2階だがブレーカーは1階、などの特殊なケース、また、特に天井換気扇や乾燥暖房機からの工事の場合に「点検口(天井上を確認する蓋のようなもの)」が浴室内もしくは脱衣所にあるかどうか…によっては、工事の難易度がかなり上がる、もしくは、ご選択いただいた機種のご設置ができない…ということも可能性としては想定されますので、その場合は、機種変更をご提案したり、工事時間も状況により3〜4時間程度かかることもあります。
設置可否や専用回路工事の費用の目安、専用プレートの要不要やサイズの選択など、個別の追加工事の要素については、まずは専門店にお写真や既存機器の型番などをご共有いただきながらご相談いただくことが最善なのではと考えております。
見積もり前に確認しておきたいポイント
- 現在の乾燥暖房機が100Vか200Vか(ご交換)
- 既存暖房機のメーカー・型番・サイズ(ご交換)
- 換気扇(一部浴室乾燥暖房機)の配線が専用回路になっているか(新規設置)
- 浴室の構造(ユニットバス・在来浴室)や点検口の有無
- 分電盤のスイッチがOFFになっている空きがあるか、もしくは何も付いていない空白のスペースがあるか
- 見積り書を取られた際に「主張費」「天井開口工事」「補強工事」「養生費」などが加算されていないか
これらの情報が事前に分かっていると、追加費用の有無、どのくらいの追加工事が想定されるのか…をご案内しやすくなり、少しではありますが…安心して工事に進んでいただけるのではと考えております。
すみーくに相談するメリット
すみーくでは天井開口や天井補強、出張費や養生費用、何よりも取付け工事自体などについては、標準工事費に含ませていただき、極力かりやすい価格でご案内しております。ただし、安全の基準により、専用回路の新設など追加費用は必須になることも事実です。その内容について、事前に詳細の金額までをお知らせすることは大変難しい部分ですが、事前に必要な工事内容の可能性と、その費用の目安についてはなるべく詳細をお伝えさせていただいております。
また、万が一、お申込み後に機種変更が必要になった、やはりもう一度ご家族と相談したい、見積り内容は了承したが実際の工事は少し先に延ばしたい、 今回はやはり取付けをキャンセルする…など、お考えが変わった場合も、ご変更費用やキャンセル費用がかからない点も、ご依頼時の安心の材料になるのではないか…と自負しております。
「専用回路があるかどうか自分では分からない」「点検口ってなんですか…?」など、ご不安だという場合は、まずはお気軽に専門店までご相談ください。
よくある質問
Q. 専用回路とは何ですか?
A. 分電盤(ブレーカー)から浴室暖房機のためだけに配線された回路のことです。ブレーカー内にはスイッチがいくつか並んでいると思います。個別のお宅によってはそのそばに「リビング」「1階洋室」「2階和室」「浴室・洗面所」などのシールが貼ってあることもあると思います。その中で、浴室と脱衣所が一つのスイッチの両方併用になっている場合がとても多く、その際は「専用回路ではない」とご判断ください。一方、「浴室乾燥機」などのスイッチがあれば、それは殆どの場合で専用回路になっている、ということになると思います。
ご自宅にエアコンが数台付いているという方も多いかと思いますが、そのエアコンのブレーカースイッチをご覧いただくと、必ずスイッチ1つに対して1台ずつ、エアコンは取付けをされているはずです。それが「専用回路」です。
Q. 専用回路がないと設置できませんか?
A.はい、浴室乾燥暖房機という機器は、エアコンと同様に、 専用回路がない場合は取付けが不可能です。これは安全基準上での規定です。既存ブレーカーのスイッチが全部埋まっていて、空いているスペースがない、という場合には、ブレーカーの近くに専用ボックスを取付け、そこから専用回路を引く対応をすることが一般的です。
ただし、ブレーカーのご契約自体の電力がまったく足りない…などの際には、ご契約の電力会社様にて、契約アンペアの変更が必要になることも稀に発生します。ご自宅でどの程度の家電製品をどのくらい使用しているのか、によってかなりの幅がありますので一概には言えませんが、目安としては最低40アンペア以上、できれば50アンペア程度のご契約をされていることが良いのではと考えております。
なお、一般のご家庭の場合は60Aまでの変更は原則として費用はかからないと思われます。変更になるのは電気代の「基本料金」の部分ですが、数百円程度であることがほとんどなのではないかと、想定しております。※詳細はお住まいの自治体やご契約の電力会社様にご確認をお願いいたします。
Q. 専用回路の工事費用はどれくらいかかりますか?
A. 配線自体:1m当り3,300円(税込)※2026年8月現在(変更になる可能性有)
ブレーカースイッチもしくは専用ボックス:3,300~5,500円程度(税込)※2026年8月現在(変更になる可能性有)
その他、ご自宅構造により、屋外の配線カバーや天井上の狭い場所に入るための「狭所作業費」や2階での作業になる際の「高所作業費」、通常は1名でお伺いしますが、工事の難易度が高く2名以上での作業が必要になる際の人件費、など、実は個別のケースによって、配線工事の費用はかなり幅が出てしまう事案です。
まずは浴室、ブレーカー、ご自宅の構造や点検口の有無などについての情報をご共有いただくことが最善となりますので、ご不安に思っているという場合は是非お気軽にご相談をおすすめください。
Q. 追加費用が発生する場合、工事当日でないと金額はわからないのでしょうか…
A. すみーくでは、想定される追加費用の目安については極力事前にご案内をさせていただいておりますが、実際の詳細費用はやはり専門の工事担当者にて現地を確認することが必須となります。
なお、すみーくでは、原則として「事前にお見積のみでご訪問する」ことを敢えてしておりません。
理由は、すみーくでは北海道から沖縄までの全国での工事対応をしていただいており、そのすべてのケースで見積もり段階で1度ご訪問、その後に再度お伺いすることになると、大変大きな費用がかかるため、現在ご案内しているような価格(標準工事費込み)でご設置いただくことができなくなってしまう、ということがあるためです。
その人件費を削減して、原則として「1度のみ」のご訪問でその場でお取付け、もしくはご交換をさせていただくことで、お客様のご負担をすこしでも削減させていただくことを主旨としております。
ただし、工事当日にお持ちした機器の設置がどうしてもできなかった…、追加工事が想定以上にかかってしまって再度家族と相談したい…、内容は理解したが事情があり工期を少し先に延ばしたい…、この機種でいいと思ったが別の機種にやはり変更したい…、やはり設置はやめます! など、工事の当日、ご設置の直前まで、いかなる理由でのご変更やキャンセルをしても、費用は一切いただいておりません。
また、追加工事費については、専門の工事担当者にて書面でのお見積書を作成し、必ず客様のご了承をいただいてから工事を開始いたします。つまり「お申込み=ご契約」ではなく、あくまでも、工事担当会社のスケジュールの確保、ということですので、少しでもお迷いの際には、まずはお早目にご依頼をいただくことで、少しでも早いお取付けが可能になります。
まとめ
浴室換気乾燥暖房機のご設置の際の追加工事費用については、専用回路の敷設状況・浴室やご自宅の構造・ブレーカーの位置や現状・既存乾燥暖房機のサイズなど、複数の要因によってその有無や費用に大きな変動があります。
「店舗での掲載上の価格だけで選んだら、後から想定外の費用がかかった…!」という状況を避けるためにも、是非、専門店へのご相談をご検討いただければ幸いです。
お問い合わせ方法
- お電話でのご相談:0120-83-5000(受付時間:9:00〜18:00)
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