「浴室乾燥暖房機は電気代が高いのでは?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。まずそもそもですが、浴室乾燥暖房機自体、お部屋の設備とは違い、一日中使用するものではありませんので、結論からになりますが、原則としてはご心配されるようなランニングコストになることはないとお考えください。
もちろん家電製品全般で同様に言えることとして、機器の容量(100V/200V)や使用時間によって電気代に差が出ることは大前提です。(※こちらの記事では100V機器についてご案内をしていきます。)
浴室乾燥暖房機があれば、冬場の暖房や衣類乾燥など、便利なのはよく分かっているけど「毎日使ったら電気代はいくらくだいなんだろう…」と、導入前にご不安を感じるのは当然だと思います。この記事では、専門店の視点から、使用時間による比較のみではなく、各機能による違いや、一部の節電機能付きの機器についてなど、整理してご紹介します。
浴室暖房機の電気代が気になる理由
浴室暖房機は、入浴前の暖房・入浴中の暖房(※一部機種のみ)・入浴後の換気・衣類乾燥・涼風機能など、さまざまな用途で使える設備です。
恐らく多くの方が比較としてイメージするのは「夏場のエアコン」や「冬場の暖房機器」ではないでしょうか。その時期になると電気代が大幅に上がるのをすでにご体感されているので、浴室暖房機を導入したら追加でさらに電気代がかさむのでは…ということが気になっている点だと思います。
その中でも特に冬の寒い浴室を想定して浴室暖房機を付けたいとお考えの方は「1回あたり」はもちろん「月の請求額がどのくらい増えるのか…」というご心配に繋がり、導入前のご不安の大きな要素になっているのではないでしょうか。
電気代を左右する3つの要素
浴室暖房機の電気代は、大きく分けて次の3つの要素で決まります。
- 消費電力(機種やモードによって異なる)
- 使用時間(1回あたりの時間・1日の使用回数)
- 契約している電気料金単価(電力会社やプランによって異なる)
同じ機種であっても、契約している電力会社やプラン(夜間電力等を含む)によって単価が異なるため、電気代は各ご家庭で若干の差が出る可能性がある項目です。正確な金額を計算するのはかなり難しいと思いますが、概算を知るには導入する機種の仕様をご確認の上、実際の消費電力を想定いただき、現在ご契約中の電力会社との利用条件などを事前にご確認いただく必要があるのかと考えています。

使用シーン別に考える電気代の目安
各シーンごとの説明の前に、大事な判断ポイントをお伝えします。
浴室乾燥暖房機は、エアコンや暖房機器のように「1日中使用する」「1ヶ所だけではなく何部屋でも使用する」というものではなく、「浴室1ヶ所のみ」であることと「入浴時など限定された時間のみ」に使用する機器だということが大きな違いです。そのため、毎日使うことを想定しても、月々の負担としてはそれほど大きなコストにはならないという点は是非ご安心ください。
なお「換気」や「涼風(送風)」機能ではあまり電力を使用しませんので、ご自宅で現在使用している浴室換気扇と同様程度とお考えください。そのため特にご案内はしておりませんのでご了承ください。
1. 入浴前の予備暖房として使う場合
浴室暖房機(温風式/セラミックヒータータイプ)の使用方法は、入浴前に浴室を暖め、実際の入浴時には停止する、ということがごく一般的です。多くのケースで10~20分程度が一般的です。
※入浴中にこのまま使用を続けてしまうと、濡れた体に温風が当たった際に「気化熱」によって体表面の温度が下がってしまい、却って寒く感じるということが起きますのでご注意ください。
標準的な例になりますが、強運転時(使用電力1200W)の1時間あたりの電気代を「27円/kWh」で算出すると、1時間あたりの電気代は約33円になり、10分の使用のコストは約5.5円、20分で11円です。
仮に毎日15分使用した場合の1ヶ月の電気代は「8.25円×30日≒248円」程度です。
2. 入浴暖房(※1)として使う場合
この部分はご家族の人数やそれぞれの入浴スタイルによってかなり差が出ます。
仮に2人家族でおひとりが30分ずつご入浴され、その間「入浴暖房/強」で使用された場合、合計使用時間は1時間、電気代は約33円ということになります。また、それを毎日使った場合の1ヶ月の電気代は「33円×30日=990円」程度になります。
(※1)「入浴暖房」機能が搭載されている機種は限定されます。一般的な温風式(セラミックヒーター)の機器にはこの機能自体が付いていません。遠赤外線式(グラファイトヒーター)の機器のみの機能です。特にタイル貼りなどの在来浴室で、万が一この機能が付いていない場合、残念ながら思うような暖かさにならない…のが現実でもあります。
3. 衣類乾燥(暖房+換気の同時運転)として使う場合
衣類乾燥は暖房と比較すると3~4時間など、やや長めに使用するケースもあり、電気代への影響が若干大きくなる傾向があります。ただ、これについても各ご家庭の生活スタイルに依るところが大きく、例えば「通常は外干しにするので滅多に使わない」「共働きなので毎日の使用が必須」など、ある意味では入浴よりも個人差が大きい部分だと考えています。
なお、電気代は暖房時とまったく同様で、使用する電気容量が基準となります。そもそも通常の「乾燥」とは「暖房+換気」の2つの機能が同時に作動することであり、その中での「換気」はほぼ電力を使用していませんので「通常乾燥/強運転」であれば1時間あたりの電気代は暖房の強運転と同様に約33~36円程度となります。
4. 風乾燥(※2)(送風+換気の同時運転)節電乾燥(※3)(風乾燥+通常乾燥)として使う場合
《 風乾燥 》
通常の乾燥と違い、暖房を使用しませんので使用電量が圧倒的に少ないことが特徴です。例えば「とにかく電気代を抑えたい!」「夏場に浴室の温度を上げずに乾燥したい!」という場合に最適であり、1時間あたりの電気代は約1.2円、通常乾燥のコストの約1/30です。
例えばご入浴後にそのままお洗濯をし、出来上がった洗濯物をそのまま浴室に干し、朝まで仮に10時間風乾燥を使用した場合の1日の電気代は「1.2円×10時間=12円」程度なので、毎日使ったとしても「12円×30日=360円」となります。
また、梅雨時など、毎日掃除をしていてもカビが気になる…という季節には、入浴後に通常の換気ではなく、この風乾燥を使っていただくことで、換気に加えて本体から直接浴室内に風を送ることでしっかりと室内が乾き、カビの発生をかなり抑えることができます。
《 節電乾燥 》
この機能は、例えば4時間でセットするとはじめの3時間は「風乾燥」、最後の1時間は暖房を使う「乾燥」で仕上げをする作動をします。通常乾燥(1時間あたり約33円)の約1/2の電気代が目安になります。
例えば、毎日使うのでなるべく電気代を抑えたい…でも風乾燥だと時間がかかるのでもう少し短縮したい、などの時にはとても便利です。
(※2)「風乾燥」機能が搭載されている機種は限定されます。一般的な温風式(セラミックヒーター)の機器にはこの機能自体が付いていません。遠赤外線式(グラファイトヒーター)の機器のみの機能です。
(※3)「節電乾燥」機能が搭載されている機種は限定されます。一般的な温風式(セラミックヒーター)の機器にはこの機能自体が付いていません。遠赤外線式(グラファイトヒーター)の機器のみの機能です。
5. 1年中便利に使いたい場合の考え方
まず、「冬の寒さを何とかしたい、暖房の暖かさに期待している」という場合はもちろん、衣類乾燥の使用をメインに導入をお考えの方でも、どちらにも圧倒的におすすめなのが「グラファイトヒーター式」の浴室換気乾燥暖房機です。
上記お伝えしてきましたように、一般的な温風式の機器には予備暖房機能のみが搭載されていて、入浴中は消して使うことが前提になってしまうこと、また、乾燥においても「暖房+換気」の通常乾燥しか選択肢がありません。
それと比較して、グラファイトヒーター式には「入浴暖房」(入浴中も温風での気化熱が起こることなくヒーターの輻射熱で暖房し続けられる機能)が付いていること、また乾燥機能も「①乾燥 ②風乾燥 ③節電乾燥」という3種類が搭載されていますので、目的や用途に合わせて使い分けをしていたくことで、大幅な電気代削減が可能になってきます。
「毎日使うと高くなるのでは」という不安は自然なもので、当然使用時間が多いほど電気代は上がるのですが、適切な機種を選ぶことで余分な電気代はもちろん、夏場でも快適に乾燥機能を使える!など、知らなかった意外なメリットもあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ずは、家族構成や生活スタイルを考えながら、導入後にどうような使用方法になりそうかな…などをイメージしてみることで、より具体的なコスト感が明確になってくるのではと思います。

専門店としての判断基準
すみーくでは、電気代に関するご質問を数多くいただいており、機種ごとの消費電力や使用シーンに応じた使い方について、ご相談に応じてご案内しています。
使用目的も大切ですが、そもそも現在の浴室がどんな環境なのかなどについてもお知らせいただければ大変参考になります。ご自宅の構造(戸建て・マンション)や浴室の構造(ユニットバス・タイル貼りの在来浴室)の他、お住まいの地域(寒冷地ではないか等)によっては設置できる機器やおすすめの機器が変わることもあります。
※ちなみに、すみーくでは新規取付けでは必ず「グラファイトヒーター式」の機器をご案内いたします。
また、今回なぜ100V機器についてのみのご案内になっているかについて補足の説明をいたします。
一般的な温風式の機器の場合、他社様にご相談されてみたことがある方は恐らくご存知かと思いますが「200Vじゃないと暖かくないですよ」というご案内になります。理由は暖房として使用するにも「予備暖房」しかできないので、入浴中にも温度が下がってきてしまうことが大きな要因です。
一方、同じ100V機器(電気代も同様)でもグラファイトヒーター式であれば入浴中は寒さの原因になる「温風」は入浴中はごく微風に調整され、温風を起こさない熱源で入浴中も暖房できる、という点がいちばんの特徴です。電気代に変わりはないのに「体感温度は圧倒的に高い」ということです。
ちなにみ、すみーくで必ず200V機器をおすすめするケースは
- タイル貼りの在来浴室で、なおかつ1.5坪(約3畳)以上の浴室
- 雪深いなどの寒冷地である程度広い在来浴室
- 2面に大きなガラス窓がある、天窓があるなど、極端に断熱効率の低い浴室
などです。一般的な地域で1坪(約2畳)程度のユニットバスにグラファイトヒーター式の200V機器を付けてしまうと、却ってオーバーサイズになってしまうこともあり、何より電気代も2倍程度かかりますので、是非慎重にご検討をおすすめください。
ご自宅に最適な機種のご相談や電気代などについて気になる方は、お電話(0120-83-5000)はもちろん、是非お気軽にメールでのお問合せ、LINEで相談 などからご連絡ください。
電気代の変化~お客様の声を集めました!~
※使用機種や使用時間、使用した機能までは確認ができておりませのでご了承ください。
- 毎月3,000円くらい嵩む
- はっきりとした数字は分かりませんが、3千円程度、上がったと思います
- あまり変わらないと思います。しっかりとチェックはしていませんが、気になるほどではないです
- 今月つけたばかりなので分かりませんが、毎日使うものなので多少上がると思います。 でも、ヒートショックの不安から解消されるのはよいと思います
- 2025.11.30に取り付けたので、12月から翌年4月までの5ヶ月間を前年同月と比較してみたが、電気代が高くなったのは3・4月の2ヶ月間だけだった。5ヶ月間の合計値では使用後が46,421円、使用前前年が47,531円と逆に1,110円安くなった。原因はいろいろ考えられるが分析できない
- 12月分17,000円、1月分21,000円
- 約10,000円 → 11,000円
- 寒い風呂が暖かくなって気にしていない
- 別の電力会社に変えたので少し安くなったと思う
- 昨年の1月は7,951円、今年の1月は10,559円
- 去年の1月 14,435円、今年の1月 11,975円
- 取り付け前 2016年1月 7,481円 取り付け後 2016年2月 8,319円
- 1月使用分23,060円円(前年16,588円)、2月使用分21,977円(前年18,535円)これは、今年この期間に娘の里帰りにより家族が増えたことにもよるものと考えています
- 前月比1,500円程増加
- 電気代の変化は特にないと思いますが…
- 7月分 ¥3,815 8月分 ¥3,780
- 梅雨時の使用でも1,000円以内の電気代増ですんでいます
よくある質問
Q. 毎日使うと電気代はどれくらい上がりますか?
消費電力・使用時間・電気料金単価によって変わるため、一概にはお伝えできません。想定している使い方を教えていただければ、あくまでも目安とはなりますが、概算としてご案内できる場合があります。
Q. 暖房モードと乾燥モードでは電気代は違いますか?
時間あたりの電気代単価としてはほぼ同様です。ただし一般的に、乾燥モードは暖房モードより長時間の運転になりやすいため、電気代への影響も変わってくる傾向があります。詳しくは機種ごとの仕様をご確認ください。
Q. 電気代を抑える使い方はありますか?
機種によってはそもそも「節電機能」が搭載されているものがあります。また、特に「衣類乾燥」でのご使用時に注意していただきたいことがありますので、下記は是非参考にされてみてください!!!
《換気・乾燥時の注意点》
通常の換気扇の使用時も同様ですが、換気や乾燥をする際に窓や浴室のドアをしっかり閉めてしまうと、空気の対流が起こらなくなることで換気や乾燥の能力が極端に下がってしまいます。
浴室ドアの下部などに空気を通せるような部分があれば開けて、もしない場合にはドアを5㎝程度開けた状態で換気・乾燥を行ってください。
窓を少し開ける方法もありますが外気の湿気や気温に影響されることもありますので、どちらかと言うとドアを少し開ける、という方法がおすすめです。
《カビ対策について》
特に梅雨時などの湿度の高い季節、夏場の気温が高い時にはカビが発生しやすくなり浴室のお掃除が大変だと思います。
そんな時には是非「風乾燥」機能を使ってみてください。
通常に「換気」するだけでなく、換気と同時に本体から「送風」しているのが「風乾燥」で、浴室内をしっかりと乾燥させることが可能です。
気になる電気代は1時間あたり約1.2円。
カビが気になる時には入浴後に通常の換気の代わりに風乾燥をお使いいただくことをおすすめします。
《夏場の衣類乾燥について》
通常の「乾燥」は暖房機能を使うので浴室の温度が上がってしまい実は夏場には向かないのですが、風乾燥を使うと(乾燥時間は長くなりますが)快適に乾燥していただけること&電気代が通常乾燥(約33円/1時間)に比べて1/30(1.2 円/1時間)になります。
これに加えて「節電乾燥」機能もありますので、その時々の目的に合わせて使い分けをしていただくことをおすすめします。
例)
・とにかく早く乾かしたい→通常の「乾燥」
・入浴後に洗濯してそのまま干して朝までに乾かしたい(急がない)→「風乾燥」
※このメリットは浴室も同時に乾かせてしまうことです。
・冬場で乾きにくいがあまり電気代をかけたくない…→「節電乾燥」
《脱衣所(トイレ)の涼風暖房機/人感センサーについて》
人感センサーでセットしておくとリモコンで操作しなくても人を感知して一気に暖房が作動し、いなくなると1分で自動的に停止します。
入浴時のお着換えの際はもちろんですが、朝の洗顔時や手洗い時にもそこに行くといつも暖かいという快適な環境になります。
スポット的に使用することで気になる電気代はあまりかからず、夏は「涼風」としても使えますので、1年中便利にお使いいただけると思います。
Q. 契約している電力会社によって電気代は変わりますか?
はい、契約されている電力会社やプランによって単価が異なるため、同じ使い方でもご家庭ごとに金額差は生じます。
Q. 電気代が心配な場合、まずは相談だけでもいいですか?
もちろん問題ございません。すみーくではキャンセル費用もいただいておりませんので、気軽にご相談ください。
まとめ
浴室換気乾燥暖房機の電気代は、消費電力・使用時間・電気料金単価によることが原則ですが、それ以外にも節電機能付きの機器を選択するかどうか、などによってもかなりの差がありますので「毎日使うと高い」と一概には言えません。ご自身の生活スタイルに合わせた使い方をイメージしながら、是非最適な機種選びを検討してみてください。
お問い合わせ
「自分の使い方だと電気代はどうなるか知りたい」という方は、以下の方法でお気軽にご相談ください。
- お電話でのご相談:0120-83-5000(受付時間:9:00〜18:00)
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