高齢の親に浴室暖房機をすすめる理由。屋内の温度差を見直す考え方

「高齢の両親に浴室暖房機をすすめたいけれど、どう伝えたらいいのだろう…」とお考えの方は多いのではないでしょうか。ご高齢のご家族へのいちばんの心配は何と言っても「ヒートショック」なのではと思います。

一般的な日本の家屋内では、リビングや寝室などには暖房設備が完備されていても、浴室や脱衣所、トイレの暖房対策をしていないことが多いのが現実です。中には、ご家族が心配されて置き型の暖房機をご用意されていても、ご高齢の方にありがちなこととして「そんなに長時間いる訳でもないし…」「電気代がもったいないから使わない…」ということも、本当によくお聞きします。

ご実家に帰省されたりご連絡された際、親御さまから「お風呂が寒いからさっと済ませている」「冬は汗もかかないし週に2~3回しか入らない」 と聞いたり、実際にご実家のお風呂に入った際に「こんなに寒かったっけ…!?」というご体感をされて、改めて、何とかしなくては!ということでご連絡いただくケースは本当にたくさんあります。

ただ、いざ浴室暖房機の取付けを提案した際によくあることとして

  • もったいないから大丈夫
  • 電気代が高くなるでしょ…?
  • 今まで大丈夫だっただんだから心配しないで!
  • 必要ないよ!

などで、どのような方向性で取付けをすすめたらよいのか…?と困っていらっしゃる方に、この記事では専門店の視点から、親御さんへの提案のポイントや、事前に確認しておきたいことなどを整理してご紹介します。

ヒートショックの原因について

ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や脳などに負担がかかることを指します。特に冬場、暖かい部屋から寒い脱衣所・浴室へ移動する際や、熱い湯船に入る際に起こりやすいとされています。

特に、持病がある方やご高齢の方は血圧の変動が大きくなりやすい傾向があるため、このような温度差が日常的に起こってしまう環境には注意が必要です。

浴室や脱衣所(トイレ)の温度を適正に整えることは、ヒートショックが起こるリスクを軽減できる方法のひとつであることは事実だと思いますので、浴室暖房機導入にあたってのご提案の際には、単に「快適性」のみを根拠にするのではなく「現状のままだとどんなリスクがあるのか」という点について、親御さまに分かりやすくご説明いただくことが大切なのではと考えています。

なお、これらのヒートショックについての説明はあくまでも一般的な見解ですので、ご家族の個別の持病や健康状態などによっては暖房機器の導入についてご不明な場合、必ずお医者様にご相談をいただきますようお願いいたします。

浴室の暖房機設置と同時に脱衣所の対策が必要な理由

ヒートショックの原因が温度差であることはお分かりいただけたと思いますが、ご実家に浴室暖房機をご検討いただいている方からのご相談をたくさん伺う中で、同時に脱衣所(トイレ)の対策もお考えいただいているケースはまだまだ少ない…というのが実感です。その中で同じくたくさんのご質問をいただく内容が下記です。

「浴室暖房を付けて、ドアを開けておけば脱衣所も暖まりますよね?」

結論ですが、この方法は残念ながら現実的ではありません。絶対にできない訳ではありませんが、もし浴室暖房機で脱衣所まで暖めるには最低30分~1時間程度の時間が必要なこと、その上!せっかく時間と電気代をかけて暖めても暖まった脱衣所で衣類を脱ぐ時間は恐らく1分程度…。その後、ご入浴中はドアを閉めますので、出てくるころにはまた脱衣所が寒くなってしまうのです。

そして、脱衣所の寒さは入浴の前後のみではありません。朝の洗顔時やお洗濯の際の出入りなど、脱衣所はある意味浴室よりも1日に何度も使う場所なのに、1回の滞在時間があまり長くない…という理由だけで、つい暖房対策を後回しにしてしまう代表的な場所なのです。

ご参考までとなりますが、このお写真はセットでお取付けいただいたお客様よりお送りいただいたものです。脱衣所の設置状況をご確認いただければと思います。

千葉県 カズ様
「当初は浴室暖房のみを考えてましたがセット販売の涼風暖房機がリーズナブルな価格だったのでお願いしました。
浴室から出た後の身体の冷えも無く快適に冬を過ごせそうです。家の愛猫も暖かい所を離れません。」

暖房機取付けの提案する前に確認しておきたいこと

1. ご実家の浴室の環境

浴室環境によって、対応できる機種や工事内容が異なりますので事前確認が必要です。大まかな現状や、できればお写真をご用意いただけると、ご提案をする際はもちろん、その後のご相談がスムーズに進みやすくなります。

  • 要確認事項
    • 浴室の構造(タイル貼りなどの在来浴室・樹脂製のユニットバス
    • 換気扇や通気口の有無
    • 換気扇などがある場合にその位置(壁・天井)
    • 換気扇周辺のスペース
    • 天井換気扇の場合に点検口(天井上を確認するための40~50㎝程度の蓋のようなもの)の有無
    • 脱衣所(トイレ)の壁付けコンセントの有無(脱衣所の場合は洗濯機の近くなどに付いています)と空きの有無

浴室暖房機の取付けにはブレーカーからの「専用回路」が必須です。換気扇という機器はほぼ電力を使用していないため、多くのケースで脱衣所のコンセントや照明器具などと「同じブレーカースイッチ内で併用配線になっている」とお考えください。そのため、そのための配線工事は追加工事として別途お見積りをさせていただく項目となります。

一方、脱衣所の機器には本体に配線がすでに付いており、壁のコンセントにプラグを差し込むことでの取付けが可能です。万が一、壁付けコンセントがない場合でも他方法によってお取付けが可能なことがほとんどですので、ご安心ください。浴室暖房機を取付ける際にその熱源は切り分けられますので、ある意味、脱衣所の電力に余裕ができるということになり、通常はそのコンセントをそのまま使用できる、ということになります。

2. 親御さまご自身の使いやすさと人感センサー

簡単操作とカンタンリモコンガイド

操作がシンプルか、リモコンの文字が見やすいかなど、実際に使うのは親御さん自身であることを踏まえて選ぶことはとても大切です。すみーくでご提案する機器のリモコンには操作ボタン自体にその「機能」が書かれていますので、使いたい機能のボタンを押すだけというシンプルなものです。また、すみーく経由でご依頼いただいた場合は「カンタンリモコンガイド」をお付けしていますので、煩雑な取説を確認せずとも、基本的な操作に困ることはないと思います。

人感センサー

すみーくでおすすめしている「グラファイトヒーター(遠赤外線)」搭載の機器には「人感センサー」が付いています。人感センサーは、特に脱衣所における「もったいないから使わない」というご高齢の方特有のマインドにうまく対応できる機能だと考えています。その場所に行くと何もしなくてもたった0.2秒で最高温度に達するヒーターが自動的に作動し、いなくなれば1分で停止します。事前に長時間暖める必要もなく、消し忘れのご心配もありませんので、電気代もほぼかからず(※「強運転」時での電気代は1時間あたり約33円程度)ご入浴の前後のみならず、朝の洗顔時にも寒さを我慢することなく、ゆっくりと身支度ができる快適な環境を整えることが可能です。

補足ですが、冬の寒さだけではなく、夏場にお風呂上がりにドライヤー使うとまた汗をかいてしまう…など不快に感じている時も「涼風モード」で設定しておけば、何もしなくてもお風呂から出てくると頭の上からサーっと涼しい風が吹いて、とても快適に過ごすことができます。

ある意味、浴室暖房機よりも年間を通じて、また1日の中でも使用頻度が高く電気代もほぼかからない、とても優秀な設備と言えます。

専門店としての判断基準

すみーくでは、ご実家のお風呂に関するご相談実績が大変多く、仮にご相談者様が離れて暮らしているという場合でも浴室の環境や写真をご共有いただくことで、ご設置の可能性や最適な機器のご案内をすることができます。親御様から直接ご連絡をいただければ最善ではありますが、もし可能でしたら季節ごとの帰省のタイミングなどでご実家の浴室や脱衣所をご確認いただくこと、また、お写真を撮っていただいておくと、その後のご相談の際にとても参考になります。

また、すみーくでは日本全国での工事対応を行っていますので、ご実家の地域がどこであっても同じ流れで対応をさせていただくことが可能です。(※島しょ部など、一部地域は対応できない場合もございます)

相談前に準備しておきたいこと

スムーズに相談を進めるために、なるべく早めに以下のような写真をご用意いただきますと大変参考になります。

  • 浴室全体が分かる写真
  • 換気扇周辺の写真
  • 脱衣所の様子がわかる写真
  • 脱衣所(トイレ)のコンセントの写真
  • ブレーカーの写真(併せてその設置位置)

ご実家に帰省されたタイミングで写真を撮っておき、スマートフォンなどからLINEで写真相談メール問合せからまずはお気軽にご相談ください。ご両親様がスマホやタブレットを利用されているのであれば「こんな写真を撮って送ってくれる?」という流れで、その場ですぐにお問合せいただくこともできるかと思います。

すみーくに相談するメリット

すみーくでは、写真による事前相談に対応しているため、ご実家に頻繁に行けない場合でも、ご家族の代わりに設置の可能性を確認できます。

実際に離れたご実家にお取付けをご依頼いただいた方からのコメントとお写真がありますので、是非ご参考にされていただければと思います。かなり難易度の高い設置例ですが、無事にお取付けをいただくことができました。

ご設置前(ドーム型の天井の段差部分にすでに乾燥暖房機が付いている状態)
既存暖房機はサイズが小さいものであることと設置位置にはその機器サイズ以上のスペースがなく、既存n開口部に浴室暖房機を付けられないため、壁面に別機器の取付けをしました。
脱衣所の寒さもご心配とのことで、脱衣所用機器もお取付けいただきました。この機器は脱衣所だけではなく、トイレにも設置可能です。トイレも暖房設備のない代表的な場所でもあり、その使用状況から事前に暖めるなどは現実的でもないので、速暖性に優れ、人感センサーが搭載されているこの機器の導入はとてもおすすめです。

◆ご感想 宮崎県/小林市の拓也さま
この度はありがとうございました。無事に工事が終了いたしました。今回実家に取付けをお願いしましたが、母もとても暖かいと申しております。僕もお正月に帰省するのが楽しみです。
工事担当の方もとても熱心に大工事をしてくださいました。お風呂の開口部からではなく(ドーム型のため)、押入れの上から天井裏に登って作業してくださったそうです。本当に感謝です。
当初設置を検討して色々探しましたが、量販店やホームセンターでも売っていないし、通常の温風式の暖房乾燥機にしても見積もりを取るのが一苦労。
さらに浴室の天井がドーム型でスペースがなく機種の選定も難しかったのですが、すみーくさんを見つけすぐに電話で相談、その後はLINEで写真を送り細かい質問もできて安心でした。
実家の地域は霧島おろしが寒くて、本当にここは南国なの?と思うような宮崎県小林市や都城市ではマストアイテムですね。いろんな人に紹介してみようと思います。関東のすみーくさんが、九州の山奥にまで対応している、という事実を広く知ってほしいと思います。
重ねて本当にありがとうございました。

よくある質問

Q. 親が乗り気でない場合はどう提案すればいいですか?

親御さまが乗り気でない要因の多くは「まだ大丈夫」「費用がかかるから」「電気代がもったいない」など、ご自身が我慢すればいい…ということなのではと想定します。設置費用については親御様とご家族様のどちらがご負担されるのかは様々だと思いますが、ヒートショックについては単なる快適性のことではなく、場合によっては命に関わる重要な問題です。

私だけかもしれませんが、今までの経験で親戚や知合いの方、友人の親御さまが実際にヒートショックでお亡くなりになった…ということが1度ではなく、何度かあったというのは嘘ではありません…。

親御さまにご提案するにあたっては、その点を丁寧に真摯に、ただし強制ではなく、あくまでもゆっくりとお話をすすめられることが最善だと考えています。そのためにも「この時期に付けたい」という日程から逆算し、少なくとも2~3ヶ月前から準備をされると良いと思います。

特にご実家が遠方の場合はお盆や年末など、年に1~2度しか帰省できないこともあるかと思いますので、まだ気温の高いお盆の時期にお写真を撮るなどの準備をし、冬のお風呂の寒さについて徐々にお話を始められ、冬の帰省時までには取付け工事を完了する、という流れがおすすめです。

Q. 実家が遠方でも相談できますか?

はい。すみーくでは日本全国で浴室暖房機の取付け工事の対応をしておりますので、北海道や九州の方でも是非お気軽にご相談ください。また、お写真のみでのご相談もいつでも承っております。

Q. 浴室暖房機を付ければヒートショックは防げますか?

浴室暖房機および脱衣所(トイレ)用の機器は屋内の温度差対策としてかなり有効な設備ですが、個別の持病の状況や医療的に特別な配慮が必要なケースなどについて、その保証ができるものではございません。もちろんですが、これらの設備は医療機器ではありませんので、あくまでも屋内の温度差対策のひとつとして、ご検討ください。

Q. 相談したら申込みをしなければいけませんか?

まったくそんなことはありません。もちろんご相談だけでもいつでも承っておりますし、むしろ、よりご安心いただくには同時に他社様にもご相談されて、比較検討をすることは大事だと考えています。

すみーくのキャンセルポリシー

すみーくではお申込み直後から、工事当日のお取付け直前まで、いかなる理由で

  • 再検討
  • 工事の保留や延期
  • 機種変更や台数の変更(※減数は可能ですが当日に追加することはできません)
  • 工事自体のキャンセル

などをされても費用は一切いただいておりませんので、その点は是非ご安心ください。仮に「急に予定が入ってしまって…」「今日は体調が悪いので…」という理由だとしても、後日に再度お伺いする際に別途費用をいただくことはございません。また、稀にですが、当日にお伺いをした際にどうしても取付けができなかった…というケースもゼロではありませんが、その際ももちろん費用はかかりませんのでご安心ください。

まとめ

ご高齢の親御さまに浴室暖房機をすすめる際は、日程的に余裕を持って、事前に浴室環境の確認を進めること、特に遠方の場合は帰省のタイミングで早め早めにお写真の準備を進め、ご提案をするにあたってはご家族様の意向を強制することなく、親御さまのご意向も伺いながら、ゆっくりと丁寧にお話されると良いと思います。

お問い合わせ

「実家の寒い浴室を何とかしたい…」とお考えの方は、是非お気軽にご相談ください。