浴室乾燥暖房機を使っているのに洗濯物が乾かない…。そんなときは、干し方・空気の対流があるかどうか・フィルターの汚れ・機器の劣化など、複数の原因が重なっていることがほとんどです。
まずは使い方を見直し、それでも改善しない場合に経年劣化や交換を考える、という順番で確認することがおすすめです。
この記事では、浴室換気乾燥暖房機の専門店「すみーく」が、実際のご相談でよくお聞きする「乾燥機能を使っているのに乾かない…」の原因と、ご自宅でできる見直しポイント、交換を相談すべき目安をお伝えします。
「乾燥機能を使っているのに乾かない」と感じたときの不安…
「乾燥機能を使っても、洗濯物がなかなか乾かない」「以前より乾くまでの時間が長くなった気がする」
こうしたお悩みは、秋の長雨や梅雨の時期に特に多くいただきます。
ここで多くの方が迷われるのが、「これは使い方の問題なのか、それとも故障なのか」という点です。そこを下記で確認していきましょう。
浴室乾燥機で洗濯物が乾かない主な原因
乾きにくさの原因は、大きく「使い方の問題」と「機器側の問題」に分かれます。
まずは使い方から確認するのがおすすめです。
洗濯物の量や干し方に偏りがある
洗濯物を一度にたくさん干すと、衣類同士が重なって風が通らず、乾きにくくなります。
特に、厚手のタオルやデニムなど、厚手で大きいものが多い時には、当然乾くまでに時間がかかりがちになります。洗濯物が良く乾く条件としては「気温が高い&風がある程度ある&晴れている」ことだと、みなさまご体感していると思います。
つまり、浴室内の環境として、ある程度の温度があって湿度もあまり高くなく、何より洗濯物自体に「風が当たっている」と、よく乾くのです。それはなぜか…。風が当たると「気化熱」という現象が起こり、対象物の水分を蒸発させることができるためです。
外干しの際にも是非参考にしていただきたいのですが、特に「浴室乾燥暖房機」を使用する際の干し方のポイントとして、衣類同士の間にできるだけ隙間をあけ、厚手で大きいのものは中央に、より薄手で小さいものは端に、という「V字干し」をすることをおすすめします。そうすることで、乾きムラを極力なくし、乾燥効率がかなり上がることは間違いありません。

浴室内の湿気が逃げていない
浴室乾燥暖房機の「乾燥機能」では「暖房+換気」という2つの動作を同時に行っています。温めた空気で衣類の水分を飛ばし、その湿気を換気で外へ出す仕組みです。
※グラファイトヒーター式では通常乾燥の他、風乾燥・節電乾燥という3つの乾燥機能が搭載されています。
入浴後に浴室内が湿ったままだったり、換気の流れが妨げられていたりすると、乾燥時間が長くなる傾向になってしまいます。
乾燥を始める前にできればしておきたいことをまとめます。
- 浴室の壁の水分を軽く拭きとっておく
- 浴槽にお湯が入っている場合は必ず蓋をしておく
- 乾燥機能を使用する際は、ドアを閉めきらず5㎝程度開けて、空気の対流が最大になるようにする
- もしドア自体に空気の通り道を確保できるものが付いている場合は、それを開けておく
浴室乾燥を使用する時の心情として「電気代がかかるのでドアをしっかり閉めておこう!」と思われている方がほとんどなのでは…と思います。実際にお問合せで「乾燥してもなかなか乾かない」というお申出はとても多く、その際にお伺いすると大体の場合「ドアはしっかり閉めています!」というご回答になります…
効果的に乾燥するため、ドアの締め切りには是非ご注意ください。
フィルターにホコリが溜まっている
お使いの浴室乾燥暖房機にフィルターがある場合、そこにホコリがたまると、空気の対流が弱まり乾きにくさにつながることがあります。エアコンなどと同様ですが、浴室乾燥暖房機にフィルターがある場合には、最低1ヶ月の1度程度、フィルターのホコリを取ることは忘れないでください。
ご相談の現場でも「フィルター掃除をしたら乾燥時間が元に戻った」というお声は珍しくありません。
なお、浴室換気乾燥暖房機の専門店すみーくでは、そもそもフィルターが付いていない「グラファイトヒーター式」の機器を主に取り扱っております。
メンテナンスフリーであるだけでなく、通常の「乾燥(暖房+換気)」のほか、「風乾燥(送風+換気)」や「節電乾燥(風乾燥と通常乾燥のハイブリッド)」という3種類の乾燥機能を搭載しており、風乾燥においては通常乾燥の約1/30の電気代!という、大幅な節電が可能というメリットがあります。
その他のメリットとして、夏場などの気温が高い時期に浴室乾燥を使用すると、浴室や脱衣所が暑くなってしまって不快…という時にも「風乾燥」機能を使うことで、浴室の温度を上げることなく、電気代は1時間で約1.2円、通常乾燥の約1/30のコストで乾燥が可能、ということになります。この機能は衣類乾燥だけでなく、梅雨時などでカビが気になる季節に「換気」の代わりに使用することで、カビの発生をかなり抑制する効果もあります。
また、節電乾燥は、仮に4時間でセットしておくと、はじめの3時間は「風乾燥」、最後の1時間は「通常乾燥」で仕上げをする機能で、通常乾燥の約1/2の電気代で使用が可能です。
この3種類の乾燥機能を目的や季節などによって使い分けることで、乾燥におけるランニングコストを大幅に削減することが可能になります。
冬の寒い時期には浴室の温度が低い…
外気温が低い時期は浴室全体が冷えているため、衣類乾燥に必要な温度に上がるまでに時間がかかってしまうことがあります。特にタイル貼りの浴室では、そもそもの浴室内の温度が低くなりがちで、乾燥に時間がかかる傾向にあります。
おすすめの方法としては、入浴前および入浴時に浴室暖房を使用し、ある程度浴室の温度が上がっている状態を利用することです。
入浴中に洗濯機を回しておき、ポイントとしては入浴後に浴室の壁面の水分を少しでも良いのでふき取り、浴槽にお湯がある場合は必ず蓋をして、浴室乾燥機能を使用してみてください。
さらに重要なポイントとして、絶対にドアを閉めきらす、5㎝程度開けておく!ことです。これによって空気の対流が最大になり、乾燥効率がかなり上がります。(※温風が逃げてもったいない、ではなく、これが秘訣です)
機器そのものが劣化している
使い方を色々見直しても改善しない…。その場合は、本体の劣化も視野に入ってきます。
10年以上など、長年使用した機器では、特にモーターなどの可動部品が経年劣化していることは間違いなく、設置当初と比較すると乾燥や換気の効率がかなり下がっていることは当然想定されます。
「換気しているがカビが気になる」「乾燥してもなかなか乾かない」という2点が同時に起こっている場合、これは機器自体の交換をご検討いただくサインだとお考えください。
中でも特に「音が大きくなってきた」「異音がする」「異臭がする」といった症状がでてしまっている場合、そのまま継続して使用することは避け、お早目にご相談ください。
※10年以上使用した機器は、そもそも修理は不可能です。(※各メーカーでの部品保持期限は製造終了から約6年程度となります)
使い方の問題か…故障か… 見分ける目安
専門店としては、次のような点を確認しながら、対応を考えていただきたいと思います。
- 干し方や量を変えても改善しない:フィルターの掃除をしても改善しない場合は機器自体の経年化が考えられます
- 暖かい風があまり出ない:ヒーター部分の経年劣化の可能性があります
- 運転中に異音・異臭がする:異音は間違いなくモーターの経年劣化です。異臭がする際には安全のため即時に使用を控え、お早めにご交換をご検討ください
- ブレーカーが落ちる、エラー表示が出る:機器の使用を停止し、お早目に専門店にご相談ください
ただし、これらはあくまで目安です。実際の状態は機種・設置環境・使用年数によっても異なるため、より適切な判断をさせていただくためには、既存機器の型番や使用年数をお知らせいただくと、大変参考になります。
専門店が考える「様子見…」と「交換相談」の判断基準
すべてのケースで交換が必要なわけではありません。すみーくでは、次のような基準でお話しすることが多いです。
設置から5年程度までの状態で、なかなか乾かない…という場合、ますは「ドアを閉めきっていないか」について、ご確認ください。ほとんどのケースがこの点を見直すだけで改善するのではと思います。
ただし、設置後10年以上経過している機器で、「今までは乾いていたのに、最近は時間がかかる」などの場合、上記のような対策をしても恐らく解決は難しいでしょう…。
つまり、10年以上経過している機器の場合はだいたいのケースで「経年劣化」が進んでいるということです。
その場合の 結論としてはご交換を検討する時期、ということになります。特に「異音がする」「異臭がする」というケースでは、そのまま使い続けることで重大な問題が起こることも懸念されますので、お早目にご相談いただくことをおすすめします。
なお、10年以上経過している機器は、原則として修理は不可能だとお考えください。運よく部品があって修理ができた場合でも、かなりの費用がかかること&程なくして別の箇所が故障する…ということは容易に想定できます。
交換を考えるときに確認しておきたいこと
交換を検討する際は、次の情報を事前にご用意いただくと、ご相談時に大変参考になります。
- 現在の機器の型番・メーカー名(本体やリモコンに記載されています)
- 設置してからのおおよその年数
- 「乾かない」「暖まらない」など、気になる症状
- 浴室全体・天井・換気扇まわり・リモコン周辺の写真
ご交換に最適な機種の判断は浴室環境および既存機器よって変わるため、事前確認が重要です。工事時間は約2時間が目安となります。
すみーくに相談するメリット
すみーくでは、浴室暖房機の専門製造メーカーである高須産業㈱の浴室換気乾燥暖房機を専門に取り扱わせていただいております。各種メーカーや様々な機種に対応できる機種をご用意していること、また、交換工事についても長年の実績がありますので、是非ご信頼いただければと思います。
なお、お写真をお送りいただくことで、より最適な交換対応のご案内が可能になりますので、ご相談時にはご準備いただけますと助かります。
「洗濯物が乾かない」というお悩みは、使い方の見直しで改善できる場合もあれば、交換が必須になる場合もあり、その線引きは「使用年数」が基準となります。5年以内くらいであれば使用方法の改善、または修理が考えられますが、10年以上使用している機器については基本的にご交換になるとお考えください。
ご相談では、次のような点を大切にしています。
- 乾かない原因を確認:ドアを閉めきっていないか等の使い方を確認します
- お写真で現状を確認:ご自宅の浴室状況をお写真で確認します
- 商品選びの判断が明確:既存機器の型番を元に、現在のお悩みに適した機器を専門店の視点からご案内します
どんな機種が最適なのかご不安な方は、まずはLINEで写真相談やメールで問合せからお気軽にご連絡ください。もちろんフリーダイヤル(0120-83-5000)でも受け付けております。
よくある-質問
Q. 浴室乾燥機を使っても洗濯物が乾かないのは故障ですか?
故障とは限りません。干し方やフィルターの汚れ、浴室のドアを閉めきっている…など、使い方や環境が原因のこともあります。こうした点を見直しても変わらない場合や、異音・エラー表示がある場合は、機器の不具合、経年劣化も考えられるため、お早目にご相談ください。
Q. フィルターはどのくらいの頻度で掃除すればよいですか?
頻度は機器の使用状況にもよりますが、やはり定期的にお手入れするのが基本となります。エアコンなどと同様に最低1ヶ月に1度くらいが目安となります。
Q. 修理と交換、どちらを選べばよいですか?
その判断は使用年数が基準となります。設置から5年程度であれば修理ができることもありますが、10年以上経過している機器では、メーカーに依らず、まず修理は不可能だとお考えください。また、ご相談の際には「メーカー」「型番」「おおよその使用年数」「浴室のお写真」などをご準備いただくと、大変参考になります。
Q. 型番がわからなくても相談できますか?
はい、ご相談いただけます。機器本体やリモコンの写真を送っていただければ、確認できる範囲でお答えします。その際には、機器本体の縦横のサイズをお知らせいただけますと助かります。また、ご自宅が「戸建て」か「マンション」かによって、機器の種類の判断の目安になることがありますので、併せてお知らせください。
まとめ
浴室乾燥機で洗濯物が乾かない原因は、洗濯物の干し方・ドアの締め切り・フィルターの汚れ・機器の経年劣化など、さまざまです。まずは使い方から見直し、それでも改善しない場合や、異音・エラーがある場合は、早めに専門店へご相談ください。
冬の需要期に入る前に、今の機器の状態を確認しておくと安心です。また、ご交換をお考えの方は「交換機種クイックサーチ」をご活用いただくと、簡単に交換可能な機種の確認ができます。
お問い合わせ先
「使い方の問題か、交換すべきかわからない」という段階でも大丈夫です。お気軽にご相談ください。
お問い合わせの際は、機器の型番・設置してからの年数・気になる症状をお伝えいただくと、スムーズにご案内できます。


