取り付けた浴室乾燥暖房機があまり暖かく感じない時は…?

こんにちは。すみーくの内田です。

実はとても残念なことに、せっかく浴室乾燥暖房機を取付けていただいたお客様から「思ったほど暖かくない」「あまり効果がない」というお声をいただくことが稀にあります。
お伺いしてみると「なるほど…」と気づくポイントがありました。
さまざまな浴室の環境によっては、使い方やちょっとした工夫をしていただくことでより体感温度を上げることが可能です。

今回は浴室乾燥暖房機を「より暖かく」使うためのコツをご案内したいと思います。

ご自宅の浴室はどのタイプ…?

浴室の環境は様々なので、同じ浴室乾燥暖房機を付けてもその効果には差があることは事実です。
目安としての「予備暖房の時間」などは、1坪(約2畳)のユニットバスの標準地域での使用を想定していますので、より暖房効率を上げるためにはご自宅の浴室に合わせた使い方を見つけていただくことが大切だと思います。
まずはご自宅の浴室がどこにあてはまるのか、確認してみましょう。

次に、もしご自宅の浴室が「暖まりやすい浴室」ではない!という時、どうしたら良いかを見て行きましょう。

より効率良く浴室乾燥暖房機を使う方法

予備暖房の時間を調整する

一般的には1坪(約2畳)程度のユニットバスでの予備暖房時間の目安は10~15分程度が目安となります。
ただしタイル貼りの在来工法の浴室や外気温が低い時などは、通常よりも長めに予備暖房をする必要があります。
では、具体的に「何分くらい予備暖房すればいいのか…」についてですが、答えが大変難しいのです。
実は「暖かい」という体感には非常に個人差があって、例えばご家族の中でも意見が分かれるところだと思います。
しいて言えば「暖かいと感じるまで暖めてください」というご案内しかできないということになります…。

暖まりにくい浴室の予備暖房の時間の目安としては、平均として30~40分程度なのではと思います。
「暖房時間が長いと電気代が気になる…」という点についてですが、例えば100Vタイプの浴室乾燥暖房機の電気代は「強」で使用した場合に1時間あたり約33円です。仮に30分長めに予備暖房をすると考えるとその電気代は15円程度になりますが、より暖かく快適に入浴できると考えれば許容範囲と言えるのではないでしょうか。

窓がある場合には「断熱材」を貼る

窓がある浴室は換気の面では理想的なのですが、その分断熱効率は下がってしまいます。
窓からの冷気を防ぎ、暖めた室内の熱を逃がさないためには、ホームセンターなどで購入できる専用の「断熱材」を是非試してみてください。いちばんお手軽にできる「断熱リフォーム」だと思います。
また、応急処置としては緩衝材の「プチプチ」を貼ってみることもおすすめです!
(※画像はYahooショッピングより)

グラファイトヒーター式の浴室暖房機を選択する

現在、すでに浴室乾燥暖房機が設置されている場合には「温風式」の機種を取り付けることが可能です。
価格敵には若干お手頃の機種なので「なるべく費用を抑えたい」というニーズには合う機器ですが、もし現在浴室乾燥暖房機を使用していて、その暖房効率に不満を感じている場合は是非「グラファイトヒーター式」の機種をお選びください。
機能の中の「入浴暖房」は、温風をごく微風に抑えながら、予備暖房で暖めた室温をグラファイトヒーター(遠赤外線)の輻射熱でさらに暖め続けられるという機能です。

グラファイトヒーター式の200Vタイプを選択する

グラファイトヒーター式の浴室乾燥暖房機は100Vタイプの機種でも「温風式」の100V機種と比較するとかなり体感温度が高いことが特徴ですが、その中でも最強の暖房効果があるのは、高須産業製の200Vタイプ「デュアルパワーヒーター式」です。


《デュアルパワーヒーター式/BF-271RGA2/天井用》
https://www.yokusitudanbou.com/fs/sumiiku/BF-271RGA2-nasi

《 デュアルパワーヒーター式 /BF-871RGA2/壁用》
https://www.yokusitudanbou.com/fs/sumiiku/BF-871RGA2-nasi

本体内に1200WのPTCセラミックヒーターを搭載し、さらに1200Wのグラファイトヒーター(風を起こさない遠赤外線ヒーター)を搭載している2400Wのパワーのある機種です。
同じ200V仕様の「温風式」も2400Wの容量ですが、セラミックヒーターのみのため入浴中に作動させた場合は温風が体にあたることによって発生する「気化熱」で体感温度が下がってしまいます。
寒冷地」や「タイル貼りで3畳以上ある」など、暖房効率が心配な方は是非200V機種もご検討いただければと思います。

ただし上記の表で「暖まりやすい」浴室の方は、逆に200V機種を付けた場合に「熱すぎる!」という事になることも…!
200V機種の「入浴暖房」の際に温度を下げたいと思って「弱」に調整しても、表に付いているグラファイトヒーターは2本(1200W)点灯したまま、本体内のセラミックヒーターのみが停止します。そのため体感温度がほぼ変わらないので、機種の選択の際にはご注意ください。

まとめ

浴室乾燥暖房機は一度取付けをすると10~15年程度はお使いいただくものです。
①長めに予備暖房をして予め浴室を十分暖める
②窓の断熱をして暖房効率を上げる
③ご自宅の浴室に合った機種を選ぶ
ことで、快適にお使いいただければと思います。
 「ご自分で選ぶのは不安…」
 「すでに取付けた乾燥暖房機のより良い使い方を知りたい」
という方は是非すみーくまで、お気軽にご相談ください!

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