半身浴の正しいやり方と時間!効果が出ないNG行為も

すみーく内田

こんにちは。浴室環境アドバイザーの内田です。

今までの「半身浴」はどちらかというと若い方が新陳代謝を促進したりデトックスで美肌を目指すなど「女性」や「ダイエット」のイメージが大きいのではないでしょうか。

一方最近では、半身浴は心臓への負担が少なく、血圧の急激な変動を抑えることができるなど、高齢の方や健康に不安のある方、妊娠中の方などにも非常に良い入浴方法として改めて注目されています。

今回は、自分に合った半身浴を効果的に行う方法について考えていきたいと思います。

半身浴の前に準備すること

水分補給

半身浴をする前に必ずしてほしいことは水分補給です。

いちばん良いのは「お水」です。 事前に水分をとっていないと汗が出にくかったり、入浴中はたくさん汗をかくので脱水症状を起こす危険性もあります。

水分をとる際には一気にたくさん飲むのではなく、半身浴をする30分くらい前から少量ずつ水分をとることがおすすめです。また、浴室にペットボトルなどでお水を持ち込み、半身浴中にも少しずつ水分補給をしましょう。

保温用タオルの用意

半身浴中は上半身が寒く感じることがありますので、肩にかけて保温するためのタオルなどを持ち込むと良いと思います。

下半身のかけ湯

いきなり湯舟に入るのではなく、下半身にかけ湯をしてお湯の温度に少し慣れてから入浴しましょう。

その際に肩からお湯をかけてしまうと、お湯に浸かっていない上半身が後から冷えてしまうので、かけ湯をするのは足元からお腹あたりのお湯につかることろまで、がポイントです。

半身浴の正しいやり方その1 お湯の温度は38℃~40℃

半身浴に適したお湯の温度ですが、一般的には38℃~40℃と言われています。

なぜ低めの温度が良いのか、見ていきましょう。

血行をゆるやかに促進する

41℃以上のお湯の場合は体表面を一気に温めますが、同時に血圧も急激に変動することがあります。

それと比較して低めの温度でじっくり時間をかけて入浴すると、血圧変動が緩やかなので体に負担が少なく、また体の深部までじっくり温めることができるので湯冷めもしにくくなります。

また、血行が良くなると「新陳代謝」が上がるため体内の巡りが良くなります。ダイエット効果があると言われるのもそのためですが、高齢の方など代謝機能の低下が気になる方にも、ぬるめのお湯に長く入る半身浴は向いていると言えます。

自律神経を調整する

お湯の温度が高いと興奮・覚醒に関わる「交感神経」が刺激されるため、入浴後すぐに睡眠するためにはあまり適していません。

低めの温度のお湯では鎮静に関わる「副交感神経」が優位になるので、入浴することでリラックス効果が高まり、身体的疲労も穏やかに和らぐため、寝る前の入浴方法としても最適です。

睡眠に問題を抱えている方は多く、中には「導眠剤がないと眠れない」という方もいらっしゃいます。

眠れない原因として「冷え」や「ストレス」などがありますが、半身浴は体の深部を温め、精神的にもリラックスできるという利点があります。なかなか寝つけない…というお悩みをお持ちの方は、ぜひ半身浴をしばらく続けてみてください。

老廃物を排出する

低い温度のお湯で時間をかけてゆっくりと汗をかくことで、毛穴から老廃物が出やすくなり、同時にリンパの流れも促進されて体内の有害物質もが排出されやすくなりますので「むくみの改善」にもつながります。

半身浴をはじめて行う時などに少しベタベタした汗が出ることがありますが、余分な皮脂や老廃物が出た後はサラサラとした質の良い汗が出るようになります。

半身浴の正しいやり方その2 半身浴の時間の目安は20分~30分

では次に、半身浴はどのくらいの時間行うのが効果的なのでしょうか。

入浴開始から効果的に発汗するまでは平均20分程度と言われていますので、20分以上~30分くらいが一般的には半身浴の適正時間と言えます。

ただし発汗の状態や体力にはとても大きな個人差がありますので、体の深部が温まっているサイン「じわじわと発汗」していて「もう十分」と感じれば20分以下でもそれが適正な時間です。絶対に無理や我慢をしないようにしましょう。

逆に「もっと長く入りたい!」という場合に何かリスクはあるのでしょうか?

入浴は意外と体力を消耗しますので、特に高齢の方には長時間の入浴はあまりおすすめできません。 もう少し入りたいという場合は、温泉に行ったときのように途中お湯から出て休憩するなど工夫をしてみてください。

他にも「乾燥肌」の方にとっては、皮膚のうるおい成分である「セラミド(細胞間脂質)」が発汗と共に失われて、さらに乾燥しやすくなることがあります。入浴剤やバスオイルを入れたり、入浴後にボディクリームでお手入れをするなど、保湿を心がけてください。

半身浴の正しいやり方その3 のぼせの防止をする

夏場や、長く入っているとどうしてものぼせてしまうという方は、水で絞ったタオルを頭や首にあてておくとのぼせにくくなります。そばに水を入れた洗面器を置いておけばタオルが温まってしまった時も便利ですね。

浴室に浴室乾燥暖房機が設置されている場合には是非「涼風」モードを使ってみてください。爽やかな風が吹いている中でゆったりと半身浴ができるので、リラックス効果も断然アップします!

半身浴の正しいやり方その4 お風呂のふたをする

半身浴のお湯の温度はそもそも低めです。

追い炊きをしていない状態だとお湯の温度が下がり、効果的に汗が出なくなってしまう可能性もあります。特に冬場は浴室内の温度自体が低いため、なるべくお湯が冷めにくいように体が出ているところ以外はふたをしておくようにしましょう。

また、上半身はお湯につかっていないので時間が経つと冷えやすくなります。上半身をタオルで保温し、さらにふたを閉めて首だけ出しておけばちょっとしたサウナ効果で温かく快適な半身浴になります!

半身浴の正しいやり方その5 浴室の温度は26℃~28℃

いろいろな情報を見ても以外と書かれていない、でも本当はとても重要なポイントになるのは「浴室の温度」です。

地域によっても差がありますが「浴室が寒い」と感じるのはだいたい10月~3月くらいではないでしょうか。つまり1年のうち約半分は寒い浴室で入浴をしていることになります。

半身浴の場合、お湯の温度が低めで上半身がお湯につかっていない状態で20分~30分じっとしていますので、実はその間の浴室の寒さは半身浴自体の効果にも大きく影響します。

神戸女子大の平田耕造教授(被服環境生理学)によると、平均的体形の人が裸でじっとしている場合の快適な気温は30℃前後だそうです。

また、代謝が増え始める温度は26℃~28℃。

新陳代謝を上げる必要はありますが下半身がお湯につかっていることを考えると、半身浴に適している温度は「26℃~28℃」くらいが目安となりそうです。

そのため夏場以外の季節には、浴室暖房機で浴室の温度を上げることが理想的な環境と言えます。

その温度を保つには浴室に暖房が完備されていることが条件となりますが、もし現在暖房がない場合にも、体に負担なくできる半身浴をいつでもできるように「浴室暖房機」を設置することをおすすめします。

ご存じの通り、ふつうに入浴する場合でも浴室の寒さはヒートショックが起こる大きな要因となります。 部屋の温度は気にするが浴室までは…という方も、ご自身やご家族の健康のために、この機会に浴室の温度について見直してみてはいかがでしょうか。

浴室暖房機には「暖房」だけでなく「乾燥」「換気」「涼風」など1年中便利に使える機能が付いていますので、暖かさだけではなく、夏の半身浴の際には「涼風」でのぼせを防止することもできてとても快適です! 

参考 浴室換気乾燥暖房機の専門店すみーく浴室換気乾燥暖房機のすみーく

半身浴をするときに気をつけることやNG行為は?

血行が良くなって新陳代謝も上がり血圧にも優しい半身浴ですが、では半身浴をしてはいけないのはどんな場合なのでしょうか。表にまとめてみました。

飲酒や病気の場合はもちろんNGですが、食後にゆっくりくつろぎながら半身浴…というのはついやってしまいそうですね。

胃の中の食べ物が小腸に送られるまでの時間は2~3時間と言われていますが、食事をした後に半身浴をする場合はできれば最低1時間くらいは時間を空けてからにした方が良いと思います。

まとめ

正しい半身浴とその効果について、最後にまとめてみました。

半身浴をする際のポイント

半身浴の効果

お湯と浴室の温度を調整して正しい方法で行えば新陳代謝が促進されて安眠効果も高い半身浴。

毎日でなくてもまずは週に1~2回から、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。

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